胆管金属ステントが破損していた1例

• Published in: Progress of Digestive Endoscopy Vol. 93; no. 1; pp. 159 - 161
• Main Authors: 梅村, 佳世, 岡本, 英子, 鈴木, 伸治
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 14.12.2018; 日本消化器内視鏡学会関東支部会
• Subjects: 破損; 金属ステント
• ISSN: 1348-9844; 2187-4999
• DOI: 10.11641/pde.93.1_159

「症例」 患者: 87歳, 女性. 主訴: 腹痛. 既往歴: 心筋梗塞, 心房細動, 糖尿病. 処方薬: アスピリン, クロピトグレル, インスリン療法中. 現病歴: 2017年1月手術希望のない下部胆管癌に対し, EST小切開後に胆管Self-expandable metallic stent (SEMS)(Boston社 HANAROSTENT covered)を留置した. 同年4月SEMS閉塞による胆管炎で入院, リトリーバルバルーンによるクリーニングをおこない, 血腫および黄色胆泥が多量に排出された. 同年9月に腹痛を訴えて当院救急外来を受診し, 胆管炎の再発で入院となった.