視能訓練士教育における他職種との連携実習

保健、医療、福祉の現場では様々な職種が連携してサービスを提供しており、チームアプローチなくして効果的、効率的なサービス提供は不可欠となってきている。今回、病院と福祉施設で職種間連携の実習を新たに行なったので紹介する。 8職種を学ぶ53名の学生が実習に参加した。学生は、病院または福祉施設の対象者1名を評価した。その後アセスメントサマリー、サービス計画書を作成し、ケースカンファレンスを行なった。実習終了後、視機能療法学科学生にアンケート調査を実施した。 アンケートの分析より、実習を通じて他職種を学ぶ学生とのコミュニケーションの難しさ、日常生活から視機能を考えることが重要であると判明した。さらに学生...

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Published in日本視能訓練士協会誌 Vol. 36; pp. 155 - 160
Main Authors 藤田, 純子, 中田, かづき, 松林, 修子, 新井田, 孝裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本視能訓練士協会 2007
日本視能訓練士協会
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ISSN0387-5172
1883-9215
DOI10.4263/jorthoptic.36.155

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Summary:保健、医療、福祉の現場では様々な職種が連携してサービスを提供しており、チームアプローチなくして効果的、効率的なサービス提供は不可欠となってきている。今回、病院と福祉施設で職種間連携の実習を新たに行なったので紹介する。 8職種を学ぶ53名の学生が実習に参加した。学生は、病院または福祉施設の対象者1名を評価した。その後アセスメントサマリー、サービス計画書を作成し、ケースカンファレンスを行なった。実習終了後、視機能療法学科学生にアンケート調査を実施した。 アンケートの分析より、実習を通じて他職種を学ぶ学生とのコミュニケーションの難しさ、日常生活から視機能を考えることが重要であると判明した。さらに学生は、国際生活機能分類の理解および高次脳機能とその障害することが必要であると感じた。
ISSN:0387-5172
1883-9215
DOI:10.4263/jorthoptic.36.155