胃内視鏡下生検が有用であった腎癌術後多臓器転移の1例
症例は70歳男性。1995年に腎癌のため根治的左腎摘出術をうけ,その後再発なく経過していたが2004年10月に脳ドックで多発脳腫瘍を指摘されたため入院となった。入院後転移性肺腫瘍も確認し,原発巣検索目的で上部消化管内視鏡検査を施行。胃体上部大彎側に小びらんを伴う隆起性病変を多数認め,転移性胃腫瘍を疑った。同病変の生検でclear cell carcinomaと診断され,既往歴から腎癌の多臓器移転と診断した。...
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| Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 67; no. 2; pp. 80 - 81 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
2005
日本消化器内視鏡学会関東支部会 |
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1348-9844 2187-4999 |
| DOI | 10.11641/pde.67.2_80 |
Cover
| Summary: | 症例は70歳男性。1995年に腎癌のため根治的左腎摘出術をうけ,その後再発なく経過していたが2004年10月に脳ドックで多発脳腫瘍を指摘されたため入院となった。入院後転移性肺腫瘍も確認し,原発巣検索目的で上部消化管内視鏡検査を施行。胃体上部大彎側に小びらんを伴う隆起性病変を多数認め,転移性胃腫瘍を疑った。同病変の生検でclear cell carcinomaと診断され,既往歴から腎癌の多臓器移転と診断した。 |
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| ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
| DOI: | 10.11641/pde.67.2_80 |