サイトメガロウィルス感染胃病変と診断され,6年後に胃癌を発症した免疫不全症患者の1例
症例は59歳男性。基礎疾患に成人期分類不能免疫不全症があり,サイトメガロウィルス感染胃病変を発症した。投薬にて軽快,ピロリ除菌も行ったが,その6年後に胃癌を発症した。内視鏡的粘膜切除を行ったが,中分化型腺癌,SM1(300μm),リンパ管侵襲陽性であったため,腹腔鏡下に追加切除を行った。免疫不全の状態であるため,胃粘膜にサイトメガロウィルスとEBウィルスが持続感染しており,発癌過程への関与が示唆された1例であり,報告する。...
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          | Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 74; no. 2; pp. 46 - 47 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , , , , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
    
        2009
     日本消化器内視鏡学会関東支部会  | 
| Subjects | |
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 1348-9844 2187-4999  | 
| DOI | 10.11641/pde.74.2_46 | 
Cover
| Summary: | 症例は59歳男性。基礎疾患に成人期分類不能免疫不全症があり,サイトメガロウィルス感染胃病変を発症した。投薬にて軽快,ピロリ除菌も行ったが,その6年後に胃癌を発症した。内視鏡的粘膜切除を行ったが,中分化型腺癌,SM1(300μm),リンパ管侵襲陽性であったため,腹腔鏡下に追加切除を行った。免疫不全の状態であるため,胃粘膜にサイトメガロウィルスとEBウィルスが持続感染しており,発癌過程への関与が示唆された1例であり,報告する。 | 
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| ISSN: | 1348-9844 2187-4999  | 
| DOI: | 10.11641/pde.74.2_46 |