若年者の狭窄型虚血性小腸炎の1例
症例は20歳男性,繰り返す腸閉塞のため翌年3月当院紹介入院された。経口的シングルバルーン小腸内視鏡(Single balloon small intestinal scope:SIS)で空腸に長径13cmの区域性の全周性潰瘍と肛門側に4cmの狭窄を認め,虚血性小腸炎が疑われた。小腸狭窄の診断で手術を施行し,空腸に4cmにわたる狭窄を認め,小腸部分切除術を施行した。病理組織学的所見では,潰瘍部の腸管膜動脈の内腔は狭窄しており,狭窄型虚血性小腸炎と診断した。...
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Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 76; no. 2; pp. 86 - 87 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
2010
日本消化器内視鏡学会関東支部会 |
Subjects | |
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ISSN | 1348-9844 2187-4999 |
DOI | 10.11641/pde.76.2_86 |
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Summary: | 症例は20歳男性,繰り返す腸閉塞のため翌年3月当院紹介入院された。経口的シングルバルーン小腸内視鏡(Single balloon small intestinal scope:SIS)で空腸に長径13cmの区域性の全周性潰瘍と肛門側に4cmの狭窄を認め,虚血性小腸炎が疑われた。小腸狭窄の診断で手術を施行し,空腸に4cmにわたる狭窄を認め,小腸部分切除術を施行した。病理組織学的所見では,潰瘍部の腸管膜動脈の内腔は狭窄しており,狭窄型虚血性小腸炎と診断した。 |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.76.2_86 |