ロコモティブシンドロームとプレゼンティーズムとの関連 病院職員を対象とした横断研究
【目的】病院職員におけるロコモティブシンドローム(以下,ロコモ)とプレゼンティーズムとの関連を検証する。【方法】病院職員329名(平均年齢39.4歳)を対象とした。評価項目をロコモは立ち上がりテスト,2ステップテスト,ロコモ25, プレゼンティーズムはWork Functioning Impairment Scale(WFun)とする横断調査を実施した。統計解析はロコモとプレゼンティーズムとの関連についてχ2検定とロジスティック回帰分析にて検証した。【結果】ロコモ25のみがプレゼンティーズムと有意な関連が示された(p<0.001)。また,性別,年齢,Body Mass Index(BMI...
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Published in | 理学療法学 Vol. 50; no. 6; pp. 239 - 245 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人日本理学療法学会連合
20.12.2023
日本理学療法学会連合 |
Subjects | |
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ISSN | 0289-3770 2189-602X |
DOI | 10.15063/rigaku.12420 |
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Summary: | 【目的】病院職員におけるロコモティブシンドローム(以下,ロコモ)とプレゼンティーズムとの関連を検証する。【方法】病院職員329名(平均年齢39.4歳)を対象とした。評価項目をロコモは立ち上がりテスト,2ステップテスト,ロコモ25, プレゼンティーズムはWork Functioning Impairment Scale(WFun)とする横断調査を実施した。統計解析はロコモとプレゼンティーズムとの関連についてχ2検定とロジスティック回帰分析にて検証した。【結果】ロコモ25のみがプレゼンティーズムと有意な関連が示された(p<0.001)。また,性別,年齢,Body Mass Index(BMI),職種で調整した後でもロコモ25はプレゼンティーズムと関連していた(オッズ比:3.50, 95%CI: 1.93–6.51)。【結論】病院職員におけるロコモ25とプレゼンティーズムとの関連が示され,日常生活動作の困難さや将来の運動機能に対する不安が労働遂行能力の低下と関連していることが示唆された。 |
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ISSN: | 0289-3770 2189-602X |
DOI: | 10.15063/rigaku.12420 |