自動吻合器による胃離断術の1例
食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法の有効性は高く評価され, 食道静脈瘤治療法はほぼ確立されてきたといっても過言でない. 一方, 胃静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法は手技, 安全性等の問題が解決されておらず, 手術方法にしても様々な術式が検討されている. 今回, われわれは自動吻合器(EEA)を使用した胃離断術を行い, 良好な結果を得た. 噴門直下に限局した孤立性胃静脈瘤に対して, 従来いわれてきたHassab術式単独よりも, より確実な治療法と考えられた....
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Published in | 医療 Vol. 45; no. 10; pp. 974 - 977 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 国立医療学会
1991
国立医療学会 |
Subjects | |
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ISSN | 0021-1699 1884-8729 |
DOI | 10.11261/iryo1946.45.974 |
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Summary: | 食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法の有効性は高く評価され, 食道静脈瘤治療法はほぼ確立されてきたといっても過言でない. 一方, 胃静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法は手技, 安全性等の問題が解決されておらず, 手術方法にしても様々な術式が検討されている. 今回, われわれは自動吻合器(EEA)を使用した胃離断術を行い, 良好な結果を得た. 噴門直下に限局した孤立性胃静脈瘤に対して, 従来いわれてきたHassab術式単独よりも, より確実な治療法と考えられた. |
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ISSN: | 0021-1699 1884-8729 |
DOI: | 10.11261/iryo1946.45.974 |