腰椎椎間孔外ヘルニアの手術成績
当院では、2008年1月以降腰椎椎間孔外ヘルニアに対して,Wiltseのアプローチによる顕微鏡視下外側開窓ヘルニア摘出術を施行している.その手術成績について,検討を行った.2008年1月以降,腰椎椎間孔外ヘルニアの診断で手術を行った8例(男性5例,女性3例)を対象とした.手術時平均年齢は60.4(42-74)歳,罹患高位は,L4/5 6例,L5/S 2例であった.平均手術時間82(45-155)分,術中出血量40(10-150)gであった.術中,術後を通して合併症は認めなかった.全例術翌日から離床開始し,術後退院までの平均期間は20.3(11-41)日であった.JOA scoreは,術前11....
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Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 61; no. 3; pp. 551 - 553 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
西日本整形・災害外科学会
25.09.2012
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Subjects | |
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ISSN | 0037-1033 1349-4333 |
DOI | 10.5035/nishiseisai.61.551 |
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Summary: | 当院では、2008年1月以降腰椎椎間孔外ヘルニアに対して,Wiltseのアプローチによる顕微鏡視下外側開窓ヘルニア摘出術を施行している.その手術成績について,検討を行った.2008年1月以降,腰椎椎間孔外ヘルニアの診断で手術を行った8例(男性5例,女性3例)を対象とした.手術時平均年齢は60.4(42-74)歳,罹患高位は,L4/5 6例,L5/S 2例であった.平均手術時間82(45-155)分,術中出血量40(10-150)gであった.術中,術後を通して合併症は認めなかった.全例術翌日から離床開始し,術後退院までの平均期間は20.3(11-41)日であった.JOA scoreは,術前11.0(6-17)点が,最終経過観察時25.5(20-27)点,平均改善率80.6%であった.Wiltse approachによる顕微鏡視下外側開窓ヘルニア摘出術は,小切開で良好な視野が得られ,傍脊柱筋に対する侵襲も少なく,有用な方法である. |
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ISSN: | 0037-1033 1349-4333 |
DOI: | 10.5035/nishiseisai.61.551 |