化学発光免疫測定法による血中TSH濃度測定法の検討
血清中の甲状腺刺激ホルモン(TSH)測定法としての化学発光免疫測定法を検討した. 本測定系(ケミルミシステム, 協和メデックス)の希釈直線性は205μU/mlまで認めちれ, 同時再現性はCV 2.5~6.6%, 日差再現性は2.3~11.6%であった. 添加回収試験の回収率は96.9~107.2%で, 測定に対するビリルビン, ヘモグロビン, 乳び, アスコルビン酸など他成分の干渉は認められなかった. 従来高感度測定法として用いられてきたIRMA法による成績と本法による成績は高い相関性を示した. 本法による健常者血清中のTSH測定値は0.45~2.20μU/mlであった(n=52)....
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| Published in | 医療 Vol. 46; no. 6; pp. 418 - 422 |
|---|---|
| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 国立医療学会
1992
国立医療学会 |
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0021-1699 1884-8729 |
| DOI | 10.11261/iryo1946.46.418 |
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| Summary: | 血清中の甲状腺刺激ホルモン(TSH)測定法としての化学発光免疫測定法を検討した. 本測定系(ケミルミシステム, 協和メデックス)の希釈直線性は205μU/mlまで認めちれ, 同時再現性はCV 2.5~6.6%, 日差再現性は2.3~11.6%であった. 添加回収試験の回収率は96.9~107.2%で, 測定に対するビリルビン, ヘモグロビン, 乳び, アスコルビン酸など他成分の干渉は認められなかった. 従来高感度測定法として用いられてきたIRMA法による成績と本法による成績は高い相関性を示した. 本法による健常者血清中のTSH測定値は0.45~2.20μU/mlであった(n=52). |
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| ISSN: | 0021-1699 1884-8729 |
| DOI: | 10.11261/iryo1946.46.418 |