サービス提供における組織・職種間連携モデルの提案

製品・サービスを通じた価値提供には,一般的に複数の組織や職種が関わる.サービス提供において,サービスを提供する主体である組織や職種が切り替わる場合,サービスの質保証やリソースの最適利用の点で,サービスの受け手や社会全体の利益のために,組織間や職種間で適切な連携が求められる. 本研究では,重なり合うリソースを持つ複数のサービス提供者がそれぞれ独立して存在し,全体の統括者が存在しない状況で,特定・高度なリソースが求められる専門性の高いサービスを提供する場合に,関係者全体としてサービスの質保証とリソースの最適利用を実現するための連携モデルを提案する.具体的なサービスの例として地域医療を取り上げてケー...

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Published in社会技術研究論文集 Vol. 12; pp. 102 - 113
Main Authors 赤井, 亮太, 加藤, 省吾, 吉井, 慎一, 飯塚, 悦功, 水流, 聡子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社会技術研究会 2015
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ISSN1349-0184
1882-4609
DOI10.3392/sociotechnica.12.102

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Summary:製品・サービスを通じた価値提供には,一般的に複数の組織や職種が関わる.サービス提供において,サービスを提供する主体である組織や職種が切り替わる場合,サービスの質保証やリソースの最適利用の点で,サービスの受け手や社会全体の利益のために,組織間や職種間で適切な連携が求められる. 本研究では,重なり合うリソースを持つ複数のサービス提供者がそれぞれ独立して存在し,全体の統括者が存在しない状況で,特定・高度なリソースが求められる専門性の高いサービスを提供する場合に,関係者全体としてサービスの質保証とリソースの最適利用を実現するための連携モデルを提案する.具体的なサービスの例として地域医療を取り上げてケーススタディを行い,提案するモデルの適用性を示す.
ISSN:1349-0184
1882-4609
DOI:10.3392/sociotechnica.12.102