プローブ車両軌跡データのみを用いた交通の量的把握

本研究は,複数のプローブ車両軌跡データのみを用いて交通の量的把握を可能とする手法を提案する.この手法は,プローブ車両間の交通状態を Kinematic Wave 理論により補完するものであり,交通状況を反映した車両軌跡のリッチな情報を縮約することなく活用できる.日本国内およびバンコクにおける実データを用いた提案手法の検証により,混雑している道路においては最大30 分程度の間隔の車両軌跡から交通の量的把握が可能であることを示す....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in生産研究 Vol. 67; no. 2; pp. 143 - 147
Main Authors 小林, 桂子, 桑原, 雅夫, 和田, 健太郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 東京大学生産技術研究所 2015
Online AccessGet full text
ISSN0037-105X
1881-2058
DOI10.11188/seisankenkyu.67.143

Cover

More Information
Summary:本研究は,複数のプローブ車両軌跡データのみを用いて交通の量的把握を可能とする手法を提案する.この手法は,プローブ車両間の交通状態を Kinematic Wave 理論により補完するものであり,交通状況を反映した車両軌跡のリッチな情報を縮約することなく活用できる.日本国内およびバンコクにおける実データを用いた提案手法の検証により,混雑している道路においては最大30 分程度の間隔の車両軌跡から交通の量的把握が可能であることを示す.
ISSN:0037-105X
1881-2058
DOI:10.11188/seisankenkyu.67.143