市民の交通行動は変わるか:CO2情報等の配信により一般市民の交通行動変容を促進する社会フィードバックシステムに関する研究
道路交通からのCO2排出削減が急務である.これに対し我々は,様々な情報通信技術を活用して「生活交通情報」を地域市民に配信することで,環境に配慮した交通行動を取るよう促す仕組みの構築に取り組んでいる.すなわち,既設の監視カメラ等を活用して各地点での道路交通状況を持続的に観測し,それらや統計データを統合・補間することで対象地域全体の交通状況を推計する.これよりCO2の排出量を算出し,仮想現実感技術により可視化したのち,市民の情報端末に配信する.2012年12月には,千葉県柏市を舞台に,このような仕組みの受容性や,市民の交通行動が普段と比較してどのように変容するかを検証する社会実験を開始した....
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Published in | 生産研究 Vol. 65; no. 2; pp. 113 - 116 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
東京大学生産技術研究所
2013
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ISSN | 0037-105X 1881-2058 |
DOI | 10.11188/seisankenkyu.65.113 |
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Summary: | 道路交通からのCO2排出削減が急務である.これに対し我々は,様々な情報通信技術を活用して「生活交通情報」を地域市民に配信することで,環境に配慮した交通行動を取るよう促す仕組みの構築に取り組んでいる.すなわち,既設の監視カメラ等を活用して各地点での道路交通状況を持続的に観測し,それらや統計データを統合・補間することで対象地域全体の交通状況を推計する.これよりCO2の排出量を算出し,仮想現実感技術により可視化したのち,市民の情報端末に配信する.2012年12月には,千葉県柏市を舞台に,このような仕組みの受容性や,市民の交通行動が普段と比較してどのように変容するかを検証する社会実験を開始した. |
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ISSN: | 0037-105X 1881-2058 |
DOI: | 10.11188/seisankenkyu.65.113 |