チャンバーを用いる車室内装材VOC放散試験法に関するCFD解析

車室内のVOCs 濃度を評価するため,車室内装材からの放散量を測定するチャンバー実験が行われている.本研究では,このチャンバーを利用するVOCs 放散量測定実験法に関し,チャンバー内の流れ場とVOCs 拡散場を再現する数値流体解析を行い,材料からの放散特性に与える影響を検討した.チャンバー内に設置された撹拌ファンによって室内のVOC 濃度分布は比較的に均一になっており,捕集口で測定されるVOC 濃度は室内の平均VOC 濃度に対応する結果が確認された....

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Published in生産研究 Vol. 67; no. 1; pp. 49 - 53
Main Authors 張, 偉栄, 加藤, 信介, 王, 立
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 東京大学生産技術研究所 01.01.2015
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ISSN0037-105X
1881-2058
DOI10.11188/seisankenkyu.67.49

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Summary:車室内のVOCs 濃度を評価するため,車室内装材からの放散量を測定するチャンバー実験が行われている.本研究では,このチャンバーを利用するVOCs 放散量測定実験法に関し,チャンバー内の流れ場とVOCs 拡散場を再現する数値流体解析を行い,材料からの放散特性に与える影響を検討した.チャンバー内に設置された撹拌ファンによって室内のVOC 濃度分布は比較的に均一になっており,捕集口で測定されるVOC 濃度は室内の平均VOC 濃度に対応する結果が確認された.
ISSN:0037-105X
1881-2058
DOI:10.11188/seisankenkyu.67.49