現代沖縄の祖先祭祀における嫁役割の受容とユタの介在

本発表は、嫁(ユミ)の立場にある女性たちがユタと総称される霊的職能たちから託宣を受けるという実践(ユタコーヤー:ユタ買い)について、特に祖先祭祀における嫁役割の受容という観点から考察しようとするものである。本発表では、ユタのもとへ足を運んだことを契機に、程度の差はあれ祖先祭祀への参与の仕方を変えた嫁たちの語りに着目し、なぜ彼女たちがユタの託宣を受容したのかという問題を考えていきたい。...

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Bibliographic Details
Published inAbstracts of the Annual Meeting of the Japanese Society of Cultural Anthropology Vol. 2017; p. C07
Main Author 吉田, 佳世
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2017
THE JAPANESE SOCIETY OF CULTURAL ANTHROPOLOGY
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2017.0_C07

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Summary:本発表は、嫁(ユミ)の立場にある女性たちがユタと総称される霊的職能たちから託宣を受けるという実践(ユタコーヤー:ユタ買い)について、特に祖先祭祀における嫁役割の受容という観点から考察しようとするものである。本発表では、ユタのもとへ足を運んだことを契機に、程度の差はあれ祖先祭祀への参与の仕方を変えた嫁たちの語りに着目し、なぜ彼女たちがユタの託宣を受容したのかという問題を考えていきたい。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2017.0_C07