理学療法学科1年次生が臨床実習に対して抱くイメージ 連想法と計量テキスト分析を用いて

〔目的〕理学療法学科1年次生が臨床実習に対して抱く感情とその理由について明らかにすることとした.〔対象と方法〕理学療法学科1年次生38名が「臨床実習」から連想する語の中から感情を表す語を抽出し,その理由を計量テキスト分析にて分析した.〔結果〕感情を表す語には「怖い」「きつい」「緊張」「大変」「難しい」「楽しい」「厳しい」「辛い」「不安」が抽出され,その理由についての共起ネットワークでは,8つのサブグループが示された.〔結語〕1年次生は臨床実習における学びにポジティブな感情を抱きつつも,実際の患者に関わるために技術や知識が必要であること,多くの仕事や課題を行うことや初めての環境に適応する必要性な...

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Published inRigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 4; pp. 515 - 519
Main Authors 松谷, 信也, 谷口, 隆憲, 吉塚, 久記, 玉利, 誠
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 理学療法科学学会 01.01.2017
Japan Science and Technology Agency
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.32.515

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Summary:〔目的〕理学療法学科1年次生が臨床実習に対して抱く感情とその理由について明らかにすることとした.〔対象と方法〕理学療法学科1年次生38名が「臨床実習」から連想する語の中から感情を表す語を抽出し,その理由を計量テキスト分析にて分析した.〔結果〕感情を表す語には「怖い」「きつい」「緊張」「大変」「難しい」「楽しい」「厳しい」「辛い」「不安」が抽出され,その理由についての共起ネットワークでは,8つのサブグループが示された.〔結語〕1年次生は臨床実習における学びにポジティブな感情を抱きつつも,実際の患者に関わるために技術や知識が必要であること,多くの仕事や課題を行うことや初めての環境に適応する必要性などについてネガティブな感情を抱いていると考えられた.
Bibliography:ObjectType-Article-1
SourceType-Scholarly Journals-1
ObjectType-Feature-2
content type line 14
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.515