回復期初発脳卒中片麻痺患者の退院時歩行自立を予測する因子の検討 寝返り,起き上がりを含む動作能力の重要性について
〔目的〕回復期リハビリテーション病棟入院時情報から退院時歩行自立に関わる因子を抽出することとした. 〔対象〕初発の片側性テント上脳卒中患者143例(男性82例,女性61例,年齢69 ± 12歳)とした.〔方法〕診療録より基本属性,医学情報,社会的情報,機能障害,動作能力に関する患者情報を後方視的に抽出.なお,動作能力の評価には,BBSに起居動作を点数化したものを加えた変数を用いた.退院時に病棟内歩行自立の可否で2群に分類し,因子を検討した.〔結果〕退院時歩行自立に関わる因子として,起居動作を点数化しBBSに加えた変数が抽出された.〔結語〕回復期脳卒中における歩行能力の予後予測には,寝返り,起き...
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Published in | Rigaku ryoho kagaku Vol. 33; no. 2; pp. 219 - 222 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
Tokyo
理学療法科学学会
01.01.2018
Japan Science and Technology Agency |
Subjects | |
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ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.33.219 |
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Summary: | 〔目的〕回復期リハビリテーション病棟入院時情報から退院時歩行自立に関わる因子を抽出することとした. 〔対象〕初発の片側性テント上脳卒中患者143例(男性82例,女性61例,年齢69 ± 12歳)とした.〔方法〕診療録より基本属性,医学情報,社会的情報,機能障害,動作能力に関する患者情報を後方視的に抽出.なお,動作能力の評価には,BBSに起居動作を点数化したものを加えた変数を用いた.退院時に病棟内歩行自立の可否で2群に分類し,因子を検討した.〔結果〕退院時歩行自立に関わる因子として,起居動作を点数化しBBSに加えた変数が抽出された.〔結語〕回復期脳卒中における歩行能力の予後予測には,寝返り,起き上がりを含む動作能力の評価の重要性が示唆された. |
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Bibliography: | ObjectType-Article-1 SourceType-Scholarly Journals-1 ObjectType-Feature-2 content type line 14 |
ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.33.219 |