MR画像で観察した口腔領域血管浮腫の1例

血管浮腫は急激に発症し, 一過性の局所の腫脹なので, その浮腫の広がりや特徴をMR画像で観察した報告はまれである。当日 (右側) と前日 (左側) に発症した舌の2つの血管浮腫病変についてMR画像を撮像した。STIR像で右側は均一な高信号を舌の表層と筋層内に認め, 左側では高信号領域は舌粘膜, 筋層にとどまらず骨膜, 咽頭隙に拡大しており, 視診以上の腫脹の広がりを認めた。...

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Published in日本口腔粘膜学会雑誌 Vol. 13; no. 1; pp. 47 - 51
Main Authors 石橋, 克禮, 神谷, 洋子, 浅田, 洸一, 平下, 光輝, 佐藤, 徹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本口腔内科学会 2007
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ISSN1341-7983
1884-1473
DOI10.6014/jjomm1995.13.47

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Summary:血管浮腫は急激に発症し, 一過性の局所の腫脹なので, その浮腫の広がりや特徴をMR画像で観察した報告はまれである。当日 (右側) と前日 (左側) に発症した舌の2つの血管浮腫病変についてMR画像を撮像した。STIR像で右側は均一な高信号を舌の表層と筋層内に認め, 左側では高信号領域は舌粘膜, 筋層にとどまらず骨膜, 咽頭隙に拡大しており, 視診以上の腫脹の広がりを認めた。
ISSN:1341-7983
1884-1473
DOI:10.6014/jjomm1995.13.47