人間ドック健診の上部消化管X線検査における食道所見についての検討
人間ドック健診の上部消化管X線検査における食道X線撮影の成績について検討した。対象者7,962名のうち,有所見者は181名(2.3%)で,年齢と共に多くなった。所見別内訳では食道憩室が最も多く91名であった。要精検者は30名で精査結果を回収できたのは21名で,11名に所見がみられた。食道癌は1名,発見率0.01%で深達度pmの比較的早期の段階であった。以上より人間ドックにおける食道X線検査の有用性が示唆された。...
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| Published in | 健康医学 Vol. 4; no. 1; pp. 6 - 10 |
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| Main Authors | , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
公益社団法人 日本人間ドック学会
1989
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0914-0328 2186-5019 |
| DOI | 10.11320/ningendock1986.4.1_6 |
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| Summary: | 人間ドック健診の上部消化管X線検査における食道X線撮影の成績について検討した。対象者7,962名のうち,有所見者は181名(2.3%)で,年齢と共に多くなった。所見別内訳では食道憩室が最も多く91名であった。要精検者は30名で精査結果を回収できたのは21名で,11名に所見がみられた。食道癌は1名,発見率0.01%で深達度pmの比較的早期の段階であった。以上より人間ドックにおける食道X線検査の有用性が示唆された。 |
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| ISSN: | 0914-0328 2186-5019 |
| DOI: | 10.11320/ningendock1986.4.1_6 |