間欠的スプリントトレーニングの新たな強度設定方法

「I 緒言」近年, スプリントインターバルトレーニング(全力や全力に近い強度での短時間運動と休息を繰り返す間欠的高強度運動, 通称:SIT)が注目され, 数多くの研究が行われている(Buchheit and Laursen, 2013; Gibala et al., 2012; Iaia and Bangsbo, 2010). スプリントインターバルトレーニングは反復スプリント(全力強度で10秒以下の運動を60秒以下の休息で反復), 間欠的スプリント(全力に近い強度で60秒以下の一定ペース運動を反復), レペティションスプリント(全力強度で60秒以下の運動を長い休息で反復)などに分類される(白...

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Published in体育学研究 Vol. 70; pp. 65 - 75
Main Authors 白木, 駿佑, 木越, 清信
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会 2025
日本体育・スポーツ・健康学会
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ISSN0484-6710
1881-7718
DOI10.5432/jjpehss.003-24048

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Summary:「I 緒言」近年, スプリントインターバルトレーニング(全力や全力に近い強度での短時間運動と休息を繰り返す間欠的高強度運動, 通称:SIT)が注目され, 数多くの研究が行われている(Buchheit and Laursen, 2013; Gibala et al., 2012; Iaia and Bangsbo, 2010). スプリントインターバルトレーニングは反復スプリント(全力強度で10秒以下の運動を60秒以下の休息で反復), 間欠的スプリント(全力に近い強度で60秒以下の一定ペース運動を反復), レペティションスプリント(全力強度で60秒以下の運動を長い休息で反復)などに分類される(白木, 2021). この中で, 間欠的スプリントトレーニング(Intermittent Sprint Training, 以下「IST」と略す)は全力強度で実施されるわけではないにも関わらず, 強度設定の方法が確立されていないため, 狙った回数でオールアウトさせることが難しい(Buchheit and Laursen, 2013).
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.003-24048