再発盲腸癌に対しベバシツマブ投与中に小腸穿孔をきたした1例
症例は49歳,女性.再発盲腸癌に対し,Bevacizumab+mFOLFOX6療法が行われていた.最終投与日から30日目に腹痛を訴え当院を受診した.腹部単純CTでfree airを認め,消化管穿孔の診断で開腹手術を行った.開腹所見では,Treitz靱帯より50cmの空腸が小腸間膜のリンパ節再発の全層浸潤により穿孔をきたしていた.再発リンパ節を含め約50cmの空腸を部分切除し,一期的に吻合した.術後は合併症なく,第30病日退院となった....
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Published in | 日本臨床外科学会雑誌 Vol. 69; no. 12; pp. 3173 - 3176 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床外科学会
2008
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1345-2843 1882-5133 |
DOI | 10.3919/jjsa.69.3173 |
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Summary: | 症例は49歳,女性.再発盲腸癌に対し,Bevacizumab+mFOLFOX6療法が行われていた.最終投与日から30日目に腹痛を訴え当院を受診した.腹部単純CTでfree airを認め,消化管穿孔の診断で開腹手術を行った.開腹所見では,Treitz靱帯より50cmの空腸が小腸間膜のリンパ節再発の全層浸潤により穿孔をきたしていた.再発リンパ節を含め約50cmの空腸を部分切除し,一期的に吻合した.術後は合併症なく,第30病日退院となった. |
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ISSN: | 1345-2843 1882-5133 |
DOI: | 10.3919/jjsa.69.3173 |