退院患者フローに着目した在宅医療推進状況分析

近年の低成長時代の日本においては,医療機関での入院中心の医療から,住み慣れた地域での在宅医療および在宅介護へ移行することが重要な課題となっている。本研究では,愛知県豊田市において中核病院を退院する患者に着目し,地域包括ケアシステムにおける退院後の患者の流れを明らかにした。その結果,退院後の患者の流れを,地域包括ケアにおける在宅医療推進の一つのマネジメント指標としてモニタリングすることにより,関係者全員で在宅医療推進のボトルネックの所在を確認・共有し適切な対策を実施することの重要性について主張した。...

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Bibliographic Details
Published inJournal of Japan Management Diagnosis Association Vol. 16; pp. 54 - 60
Main Authors 横山, 淳一, 山本, 勝, 永井, 昌寛
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本経営診断学会 2016
Japan Management Diagnosis Association
Subjects
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ISSN1883-4930
1882-4544
DOI10.11287/jmda.16.54

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Summary:近年の低成長時代の日本においては,医療機関での入院中心の医療から,住み慣れた地域での在宅医療および在宅介護へ移行することが重要な課題となっている。本研究では,愛知県豊田市において中核病院を退院する患者に着目し,地域包括ケアシステムにおける退院後の患者の流れを明らかにした。その結果,退院後の患者の流れを,地域包括ケアにおける在宅医療推進の一つのマネジメント指標としてモニタリングすることにより,関係者全員で在宅医療推進のボトルネックの所在を確認・共有し適切な対策を実施することの重要性について主張した。
ISSN:1883-4930
1882-4544
DOI:10.11287/jmda.16.54