カワハギレンサ球菌症ワクチンの薬理効果

先の研究でカワハギに対するS. iniae市販ワクチン,L. garvieae市販ワクチン,およびこれらの2種混合ワクチンの効果について評価した。本研究では,これら3種類のワクチンについて,効果持続性,地理的に由来が異なる攻撃株に対する効果および免疫期間中の水温の影響を検討した。その結果,これらのワクチンは異なる種類のS. iniaeおよびL. garvieae攻撃株に対して強い防御効果を誘導し,その効果は接種52週間後まで確認された。また,これらのワクチンは,水温15°C,20°Cおよび25°Cで接種されたカワハギに防御効果を誘導した。...

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Published in魚病研究 Vol. 49; no. 3; pp. 130 - 136
Main Authors 福田, 穣, 南, 隆之, 山下, 亜純, 津江, 佑哉, 岩田, 一夫, 桑原, 正和, 水田, 篤, 西木, 一生, 天野, 健一, 吉田, 照豊
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本魚病学会 2014
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ISSN0388-788X
1881-7335
DOI10.3147/jsfp.49.130

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Summary:先の研究でカワハギに対するS. iniae市販ワクチン,L. garvieae市販ワクチン,およびこれらの2種混合ワクチンの効果について評価した。本研究では,これら3種類のワクチンについて,効果持続性,地理的に由来が異なる攻撃株に対する効果および免疫期間中の水温の影響を検討した。その結果,これらのワクチンは異なる種類のS. iniaeおよびL. garvieae攻撃株に対して強い防御効果を誘導し,その効果は接種52週間後まで確認された。また,これらのワクチンは,水温15°C,20°Cおよび25°Cで接種されたカワハギに防御効果を誘導した。
ISSN:0388-788X
1881-7335
DOI:10.3147/jsfp.49.130