群馬県鶴生田川・城沼における水質汚濁の現状

群馬県の東毛地域に存在する鶴生田川・城沼は,高度成長期ごろより水質汚濁の問題が顕在化しはじめ,現在においても水質改善の必要性が指摘されている.本研究では,鶴生田川・城沼の水質の現状を把握するため,河川水などを定期的に採水して水質分析を行った.また,近年懸念されている飛来鳥類の糞より生じる負荷の鶴生田川・城沼の水質への影響についても検討した.水質調査の結果より,鶴生田川・城沼における富栄養化は徐々に改善されつつあると判断された.また,Vollenweiderモデルより,飛来鳥類の糞による城沼における富栄養化の可能性は低いと判断された....

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Published in環境技術 Vol. 40; no. 7; pp. 428 - 435
Main Authors 熊耳, 純平, 田中, 恒夫, 永田, 優香, 荒井, 堅一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 環境技術学会 2011
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ISSN0388-9459
1882-8590
DOI10.5956/jriet.40.428

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Summary:群馬県の東毛地域に存在する鶴生田川・城沼は,高度成長期ごろより水質汚濁の問題が顕在化しはじめ,現在においても水質改善の必要性が指摘されている.本研究では,鶴生田川・城沼の水質の現状を把握するため,河川水などを定期的に採水して水質分析を行った.また,近年懸念されている飛来鳥類の糞より生じる負荷の鶴生田川・城沼の水質への影響についても検討した.水質調査の結果より,鶴生田川・城沼における富栄養化は徐々に改善されつつあると判断された.また,Vollenweiderモデルより,飛来鳥類の糞による城沼における富栄養化の可能性は低いと判断された.
ISSN:0388-9459
1882-8590
DOI:10.5956/jriet.40.428