硬膜外術後鎮痛におけるモルヒネとフェンタニルの比較, およびドロペリドール併用による副作用抑制効果の検討
手術後硬膜外腔に投与したモルヒネ (3mg/日) とフェンタニル (0.5mg/日) の鎮痛効果と副作用, およびドロペリドール (1.25mg/日) 併用の効果について前向きに検討した. 177名を対象とした. モルヒネとフェンタニルでは, 鎮痛効果はほぼ同等であったが, フェンタニルで補助鎮痛薬を使用した頻度が高かった. 嘔気・嘔吐およびかゆみの発生頻度と重症度は, モルヒネとフェンタニルで違いはなく, ドロペリドールの併用で低下する傾向が認められた....
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Published in | 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 27; no. 3; pp. 246 - 252 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床麻酔学会
2007
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0285-4945 1349-9149 |
DOI | 10.2199/jjsca.27.246 |
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Summary: | 手術後硬膜外腔に投与したモルヒネ (3mg/日) とフェンタニル (0.5mg/日) の鎮痛効果と副作用, およびドロペリドール (1.25mg/日) 併用の効果について前向きに検討した. 177名を対象とした. モルヒネとフェンタニルでは, 鎮痛効果はほぼ同等であったが, フェンタニルで補助鎮痛薬を使用した頻度が高かった. 嘔気・嘔吐およびかゆみの発生頻度と重症度は, モルヒネとフェンタニルで違いはなく, ドロペリドールの併用で低下する傾向が認められた. |
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ISSN: | 0285-4945 1349-9149 |
DOI: | 10.2199/jjsca.27.246 |