自動縫合器の補強材が原因と思われた術後出血
舌区のブラに対し補強材付き自動縫合器(Duet TRSTM, COVIDIEN)を使用して切離し,その補強材が原因と思われる胸壁損傷から術後出血を来たした症例を経験した.補強材の端が呼吸性移動により,ゆっくりと胸壁を損傷したことが原因と思われた. 補強材付き自動縫合器を使用する際には,補強材の余剰部分は丸くトリミングし,中下葉,舌区等の呼吸性移動の大きい部位での使用を控えるなどの対策が必要と考えられた....
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          | Published in | 日本呼吸器外科学会雑誌 Vol. 26; no. 5; pp. 568 - 571 | 
|---|---|
| Main Authors | , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
    
        2012
     | 
| Subjects | |
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 0919-0945 1881-4158  | 
| DOI | 10.2995/jacsurg.26.568 | 
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| Summary: | 舌区のブラに対し補強材付き自動縫合器(Duet TRSTM, COVIDIEN)を使用して切離し,その補強材が原因と思われる胸壁損傷から術後出血を来たした症例を経験した.補強材の端が呼吸性移動により,ゆっくりと胸壁を損傷したことが原因と思われた. 補強材付き自動縫合器を使用する際には,補強材の余剰部分は丸くトリミングし,中下葉,舌区等の呼吸性移動の大きい部位での使用を控えるなどの対策が必要と考えられた. | 
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| ISSN: | 0919-0945 1881-4158  | 
| DOI: | 10.2995/jacsurg.26.568 |