慢性腎不全で低カリウム血症をきたし,大腸絨毛腫瘍からのカリウム喪失が疑われた3例
大腸絨毛腫瘍は,大腸腺腫の一型で粘液分泌性の顕著な下痢が特徴的とされており,大量の粘液性下痢によって脱水症状や電解質異常を伴うことが知られている.今回,慢性腎不全にも関わらず大腸絨毛腺腫が関与したと考えられる低カリウム血症3症例(1症例はCr 5.0mg/dl前後の保存期腎不全症例,他の2症例は維持透析症例)を経験したので報告する....
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| Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 101; no. 1; pp. 154 - 156 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本内科学会
2012
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
| DOI | 10.2169/naika.101.154 |
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| Summary: | 大腸絨毛腫瘍は,大腸腺腫の一型で粘液分泌性の顕著な下痢が特徴的とされており,大量の粘液性下痢によって脱水症状や電解質異常を伴うことが知られている.今回,慢性腎不全にも関わらず大腸絨毛腺腫が関与したと考えられる低カリウム血症3症例(1症例はCr 5.0mg/dl前後の保存期腎不全症例,他の2症例は維持透析症例)を経験したので報告する. |
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| ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
| DOI: | 10.2169/naika.101.154 |