医学情報サービス研究大会をつくってきた人々 大会参加者と演題発表者の分析を通して
「I. はじめに」毎年初夏になると, 「医学情報サービス研究大会(以下, サービス大会)」の季節がやってきます. サービス大会とは, 多くの生物医学系図書館員が, 所属機関や地域の枠を越えて参集し, 毎年盛会となる研究大会です. 筆者にとってサービス大会とは, 参加者として, また演題発表の機会として, 毎年楽しみにしている研究大会です. 当初は「図書館情報サービス研究大会」として, 4つの研究会(病院図書室研究会, ライフサイエンス図書館員研究会, 日本端末研究会, 生物医学図書館員研究会)の合同研究大会として企画され, 1984年6月に東京都養育院講堂で, 第1回大会が開催されました. 第...
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| Published in | 医学図書館 Vol. 50; no. 4; pp. 361 - 367 |
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| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
特定非営利活動法人 日本医学図書館協会
20.12.2003
日本医学図書館協会 |
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| ISSN | 0445-2429 1884-5622 |
| DOI | 10.7142/igakutoshokan.50.361 |
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| Summary: | 「I. はじめに」毎年初夏になると, 「医学情報サービス研究大会(以下, サービス大会)」の季節がやってきます. サービス大会とは, 多くの生物医学系図書館員が, 所属機関や地域の枠を越えて参集し, 毎年盛会となる研究大会です. 筆者にとってサービス大会とは, 参加者として, また演題発表の機会として, 毎年楽しみにしている研究大会です. 当初は「図書館情報サービス研究大会」として, 4つの研究会(病院図書室研究会, ライフサイエンス図書館員研究会, 日本端末研究会, 生物医学図書館員研究会)の合同研究大会として企画され, 1984年6月に東京都養育院講堂で, 第1回大会が開催されました. 第10回(順天堂大学)からは, 大会名称を「医学情報サービス研究大会」と変更し, より主題を明確にした研究大会として再出発しました. 2003年7月に開催された京都大会で, 第20回の記念大会を迎えました. これまでの大会の歴史は, (表1)のとおりです1). II. 調査目的 本調査では, 参加者や演題発表者という, これまでサービス大会をつくり, 支えてきた人々に焦点をあてました. サービス大会の大きな特徴として, 母体となる研究会組織や会員制度などが存在しない, という点が挙げられます2). |
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| ISSN: | 0445-2429 1884-5622 |
| DOI: | 10.7142/igakutoshokan.50.361 |