養殖カワハギにおけるStreptococcus iniaeおよびLactococcus garvieaeの病原性ならびにこれら細菌に対する不活化ワクチンの有効性

Streptococcus iniaeおよびLactococcus garvieaeのカワハギに対する病原性について注射感染法で検討した結果,両者とも強い病原性を持つことが明らかになった。また,これら2つの細菌について,他魚種用に市販されているワクチンのカワハギへの有効性を検討した結果,それぞれ高い予防効果があることが分かった。さらにこれら2種のレンサ球菌症ワクチンを等量混合した2種混合ワクチンは,カワハギのどちらの感染症に対しても高い予防効果を示した。...

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Published in魚病研究 Vol. 48; no. 3; pp. 81 - 87
Main Authors 南, 隆之, 前田, 修大, 津江, 佑哉, 岩田, 一夫, 水田, 篤, 桑原, 正和, 西木, 一生, 天野, 健一, 金丸, 昌慎, 吉田, 照豊
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本魚病学会 2013
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ISSN0388-788X
1881-7335
DOI10.3147/jsfp.48.81

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Summary:Streptococcus iniaeおよびLactococcus garvieaeのカワハギに対する病原性について注射感染法で検討した結果,両者とも強い病原性を持つことが明らかになった。また,これら2つの細菌について,他魚種用に市販されているワクチンのカワハギへの有効性を検討した結果,それぞれ高い予防効果があることが分かった。さらにこれら2種のレンサ球菌症ワクチンを等量混合した2種混合ワクチンは,カワハギのどちらの感染症に対しても高い予防効果を示した。
ISSN:0388-788X
1881-7335
DOI:10.3147/jsfp.48.81