利用部品の一致度に基づいて得られたソフトウェア部品群における部品間の関連性の調査

本稿では,あるソフトウェアを構成するソフトウェア部品に対して各部品の利用先の一致度に基づいて階層的クラスター分析を行う手法について,有効性を確認するための調査を行った結果を紹介する.調査では,本手法を用いて得られた部品群内の部品について,具体的にどのような点が類似点して確認できたか,類似点が共通で利用している部品と関係があるのかなどを紹介し,本手法の有効性や長所,短所(限界)などを考察する.さらに,分類対象のソフトウェアを300クラス程度のソフトウェアに大きくした場合に,具体的にどのような傾向が得られたかを紹介し,大規模なソフトウェアに対して適用した場合にどのような結果が得られそうかについて考...

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Published inProceedings of the JSSST Workshop on Foundation of Software Engineering Vol. 30; pp. 33 - 42
Main Authors 井上, 克郎, 野呂, 昌満, 横森, 励士
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア工学の基礎研究会 09.11.2023
Special Interest Group on Foundation of Software Engineering in Japan Society for Software Science and Technology
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ISSN2436-634X
DOI10.11309/fose.30.0_33

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Summary:本稿では,あるソフトウェアを構成するソフトウェア部品に対して各部品の利用先の一致度に基づいて階層的クラスター分析を行う手法について,有効性を確認するための調査を行った結果を紹介する.調査では,本手法を用いて得られた部品群内の部品について,具体的にどのような点が類似点して確認できたか,類似点が共通で利用している部品と関係があるのかなどを紹介し,本手法の有効性や長所,短所(限界)などを考察する.さらに,分類対象のソフトウェアを300クラス程度のソフトウェアに大きくした場合に,具体的にどのような傾向が得られたかを紹介し,大規模なソフトウェアに対して適用した場合にどのような結果が得られそうかについて考察する.
ISSN:2436-634X
DOI:10.11309/fose.30.0_33