クラドリビン抵抗性ヘアリー細胞白血病に対してリツキシマブを投与した1例

症例は82歳,男性.2003年にヘアリー細胞白血病(HCL)と診断.クラドリビン(2CdA)による治療を5コース実施するも効果は一過性であった.治療抵抗性HCLに対して,腫瘍細胞が著増していたため2CdAによるcytoreductionの後,リツキシマブを投与した.軽度のinfusion reaction(IR)を認めたが,腫瘍細胞は著明に抑制され脾腫も改善し,同治療の治療抵抗性HCLに対する有効性が示唆された....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 98; no. 8; pp. 1987 - 1989
Main Authors 小住, 奈津子, 今田, 和典, 大中, 貴史, 米澤, 昭仁
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2009
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.98.1987

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Summary:症例は82歳,男性.2003年にヘアリー細胞白血病(HCL)と診断.クラドリビン(2CdA)による治療を5コース実施するも効果は一過性であった.治療抵抗性HCLに対して,腫瘍細胞が著増していたため2CdAによるcytoreductionの後,リツキシマブを投与した.軽度のinfusion reaction(IR)を認めたが,腫瘍細胞は著明に抑制され脾腫も改善し,同治療の治療抵抗性HCLに対する有効性が示唆された.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.98.1987