Salmonella enteritidis腸炎において間質性腎炎を合併した8歳女児例
1. Salmonella enteritidis腸炎 (D群) 経過中に急性腎不全を合併した8歳女児を経験した。 2. 入院時BUN,クレアチニンは正常であったが腎エコー輝度が上昇しており,腎エコーは腎障害発見に有効であった。 3. 急性腎不全の原因は,サルモネラ腸炎による間質性腎炎が考えられた。 4. サルモネラ腸炎は近年増加傾向にあり,特にSalmonella enteritidisの増加が顕著である。その合併症として腎障害にも注意が必要と考えられた。...
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Published in | 日本小児腎臓病学会雑誌 Vol. 11; no. 2; pp. 181 - 183 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本小児腎臓病学会
1998
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0915-2245 1881-3933 |
DOI | 10.3165/jjpn.11.181 |
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Summary: | 1. Salmonella enteritidis腸炎 (D群) 経過中に急性腎不全を合併した8歳女児を経験した。 2. 入院時BUN,クレアチニンは正常であったが腎エコー輝度が上昇しており,腎エコーは腎障害発見に有効であった。 3. 急性腎不全の原因は,サルモネラ腸炎による間質性腎炎が考えられた。 4. サルモネラ腸炎は近年増加傾向にあり,特にSalmonella enteritidisの増加が顕著である。その合併症として腎障害にも注意が必要と考えられた。 |
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ISSN: | 0915-2245 1881-3933 |
DOI: | 10.3165/jjpn.11.181 |