経皮経管的脳血栓回収用機器 適正使用指針 第5版
「(参照)初版(2014年4月)における「はじめに」」 急性脳動脈閉塞の予後は非常に悪い. しかしながら, 閉塞動脈の再開通を早期に図ることにより患者の転帰を改善できる可能性があり, これまで様々な手段による再開通療法が試みられてきた. 最も代表的な再開通療法は, 遺伝子組み換え組織型プラスミノゲン・アクティベータ(recombinant tissue-plasminogen activator: rt-PA)であるアルテプラーゼの静注療法であり, これまで多くのランダム化比較試験(randomized controlled trial: RCT)によって, その有効性が確立されてきた. rt...
Saved in:
| Published in | 脳卒中 Vol. 46; no. 2; pp. 181 - 216 |
|---|---|
| Main Authors | , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本脳卒中学会
2024
日本脳卒中学会 |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0912-0726 1883-1923 |
| DOI | 10.3995/jstroke.11203 |
Cover
| Summary: | 「(参照)初版(2014年4月)における「はじめに」」 急性脳動脈閉塞の予後は非常に悪い. しかしながら, 閉塞動脈の再開通を早期に図ることにより患者の転帰を改善できる可能性があり, これまで様々な手段による再開通療法が試みられてきた. 最も代表的な再開通療法は, 遺伝子組み換え組織型プラスミノゲン・アクティベータ(recombinant tissue-plasminogen activator: rt-PA)であるアルテプラーゼの静注療法であり, これまで多くのランダム化比較試験(randomized controlled trial: RCT)によって, その有効性が確立されてきた. rt-PA静注療法は, American Heart Association/American Stroke Association (AHA/ASA)の急性期治療ガイドラインでClass I, 我が国の脳卒中治療ガイドラインで推奨度A(行うべき治療)として位置づけられおり, 急性期脳梗塞例に対して優先的に考慮すべきことは, 脳血管内治療技術が発展した今日でも変わりない. |
|---|---|
| ISSN: | 0912-0726 1883-1923 |
| DOI: | 10.3995/jstroke.11203 |