救急集中治療における血小板・凝固線溶系モニタリングの実際

出血傾向・血栓傾向を呈する病態,各種凝固線溶療法,血液浄化装置・補助体外循環装置等,血小板・凝固線溶系モニタリングが要求される疾患・病態,治療法,そして医療機器が救急集中治療域では数多い。このように救急集中治療に携わる医師にとり,血栓止血学の知識とその理解に基づく血小板・凝固線溶系モニタリングは,救急疾患や重症病態の診断とそれらの集中治療の実践に必須である。本稿では血小板・凝固線溶系モニタリングが必要な病態,治療法,医療機器を述べ,それらに使用される血小板,凝固線溶系モニタリングと機器を使用したモニタリングの実際を解説した。...

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Published in日本救急医学会雑誌 Vol. 20; no. 1; pp. 1 - 15
Main Authors 菅野, 正寛, 方波見, 謙一, 久保田, 信彦, 平安山, 直美, 星野, 弘勝, 和田, 剛志, 澤村, 淳, 早川, 峰司, 丸藤, 哲
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本救急医学会 2009
Subjects
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ISSN0915-924X
1883-3772
DOI10.3893/jjaam.20.1

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Summary:出血傾向・血栓傾向を呈する病態,各種凝固線溶療法,血液浄化装置・補助体外循環装置等,血小板・凝固線溶系モニタリングが要求される疾患・病態,治療法,そして医療機器が救急集中治療域では数多い。このように救急集中治療に携わる医師にとり,血栓止血学の知識とその理解に基づく血小板・凝固線溶系モニタリングは,救急疾患や重症病態の診断とそれらの集中治療の実践に必須である。本稿では血小板・凝固線溶系モニタリングが必要な病態,治療法,医療機器を述べ,それらに使用される血小板,凝固線溶系モニタリングと機器を使用したモニタリングの実際を解説した。
ISSN:0915-924X
1883-3772
DOI:10.3893/jjaam.20.1