FDG-PETが診断に有効だった孤発性筋サルコイドーシスの1例

症例は63歳,男性.心窩部不快感にて受診し高カルシウム血症を認めた.ツ反陰性・ACE活性高値,活性型ビタミンD高値などからサルコイドーシスが疑われたが眼・肺・心臓・皮膚に病変は指摘されず,Gaシンチグラフィでも明らかな集積亢進が認められなかった.FDG-PETを施行したところ全身の筋組織への集積亢進があり,大腿部筋生検にて非乾酪性類上皮細胞肉芽腫の像を認めたため筋サルコイドーシスと診断を確定した....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 98; no. 2; pp. 388 - 390
Main Authors 小林, 和夫, 安藤, 重輝, 石山, 勝也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2009
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.98.388

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Summary:症例は63歳,男性.心窩部不快感にて受診し高カルシウム血症を認めた.ツ反陰性・ACE活性高値,活性型ビタミンD高値などからサルコイドーシスが疑われたが眼・肺・心臓・皮膚に病変は指摘されず,Gaシンチグラフィでも明らかな集積亢進が認められなかった.FDG-PETを施行したところ全身の筋組織への集積亢進があり,大腿部筋生検にて非乾酪性類上皮細胞肉芽腫の像を認めたため筋サルコイドーシスと診断を確定した.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.98.388