全弓部大動脈置換術後乳糜胸に対して経皮的胸管塞栓術を行った1例

症例は70歳男性.CTで指摘された最大径55 mmの遠位弓部大動脈瘤に対して胸骨正中切開で全弓部大動脈置換術を行った.術翌日より左胸腔ドレーンが白濁し量が増え乳糜胸と診断した.保存的治療として絶食,オクトレオタイドの皮下注射を19日間行ったが改善しなかったため経皮的胸管塞栓術を行った.術当日より食事を開始したがドレーンからの排液は減少し経過良好で術後49日目に退院することができた....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本心臓血管外科学会雑誌 Vol. 46; no. 2; pp. 90 - 92
Main Authors 白杉, 岳洋, 佐藤, 健一郎, 玉井, 宏一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会 2017
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0285-1474
1883-4108
DOI10.4326/jjcvs.46.90

Cover

More Information
Summary:症例は70歳男性.CTで指摘された最大径55 mmの遠位弓部大動脈瘤に対して胸骨正中切開で全弓部大動脈置換術を行った.術翌日より左胸腔ドレーンが白濁し量が増え乳糜胸と診断した.保存的治療として絶食,オクトレオタイドの皮下注射を19日間行ったが改善しなかったため経皮的胸管塞栓術を行った.術当日より食事を開始したがドレーンからの排液は減少し経過良好で術後49日目に退院することができた.
ISSN:0285-1474
1883-4108
DOI:10.4326/jjcvs.46.90