サプライチェーンマネジメントの成果測定指標の考察

高度情報化社会の進展とIT・BTの技術革新, そして顧客ニーズの多様化等の影響により企業を取り巻く環境は急変している。このような経営環境下で持続的な競争優位を確保し, 成長するために既に相当数の企業においてSCM戦略を導入・実行しているが, SCMの遂行能力を測定し競争企業間, サプライチェーン間の成果を比較分析するためにはサプライチェーンに対する成果測定は不可欠である。しかし, 今までの研究の動向を見ると, 主にSCMの導入及び実行のための技術的な側面に焦点をおいた分析が行われ, 成果測定についてはあまり分析が行われていないと思われる。 そこで本稿では吟まで開発されているサプライチェーンの成...

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Published in生産管理 Vol. 13; no. 1; pp. 137 - 142
Main Author 成, 耆政
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本生産管理学会 2006
The Japan Society for Production Management
Subjects
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ISSN1341-528X
2186-6120
DOI10.14846/seisankanri1995.13.137

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Summary:高度情報化社会の進展とIT・BTの技術革新, そして顧客ニーズの多様化等の影響により企業を取り巻く環境は急変している。このような経営環境下で持続的な競争優位を確保し, 成長するために既に相当数の企業においてSCM戦略を導入・実行しているが, SCMの遂行能力を測定し競争企業間, サプライチェーン間の成果を比較分析するためにはサプライチェーンに対する成果測定は不可欠である。しかし, 今までの研究の動向を見ると, 主にSCMの導入及び実行のための技術的な側面に焦点をおいた分析が行われ, 成果測定についてはあまり分析が行われていないと思われる。 そこで本稿では吟まで開発されているサプライチェーンの成果測定指標, すなわち, 会計的成果測定システム, EVA, MBO, ABC, BSC, Logistics Scorecard, ECR Scorecard, 特にSCORを検討・分析することで, 新しい指標開発のための理論的 (概念的) 基礎の提供を主な目的とした。
ISSN:1341-528X
2186-6120
DOI:10.14846/seisankanri1995.13.137