細胞外ベシクルの構造特性と機能制御

新たな細胞間コミュニケーションツールとして、細胞外ベシクルが注目されている。ベシクルの種類は、その発生機序、サイズにより大きく分けて3つに分類できる (エクソソーム:30~200nm、マイクロベシクル:100~1000nm、アポトーシス小体: 1~5μm)。特に、エクソソームに関してはその内部にタンパク質やmicro RNAを含有していることから、疾患治療や予後診断、バイオマーカーとしての応用が期待される。本稿では、細胞外ベシクルの基礎的概念、単離方法や機能評価法などを紹介する。...

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Bibliographic Details
Published inDrug Delivery System Vol. 29; no. 2; pp. 108 - 115
Main Authors 澤田, 晋一, 秋吉, 一成, 下田, 麻子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本DDS学会 2014
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ISSN0913-5006
1881-2732
DOI10.2745/dds.29.108

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Summary:新たな細胞間コミュニケーションツールとして、細胞外ベシクルが注目されている。ベシクルの種類は、その発生機序、サイズにより大きく分けて3つに分類できる (エクソソーム:30~200nm、マイクロベシクル:100~1000nm、アポトーシス小体: 1~5μm)。特に、エクソソームに関してはその内部にタンパク質やmicro RNAを含有していることから、疾患治療や予後診断、バイオマーカーとしての応用が期待される。本稿では、細胞外ベシクルの基礎的概念、単離方法や機能評価法などを紹介する。
ISSN:0913-5006
1881-2732
DOI:10.2745/dds.29.108