高血圧予防におけるBreslow健康指数の再検討

2002年に当センター受診の高血圧にて投薬治療されていない474名 (男性331名、女性143名、年齢51±9歳) を対象とし、Breslow健康指数の高血圧発症予防での有用性を検討した。該当項目数別で、年齢、性別、BMI、1日アルコール摂取量、喫煙率の全項目にて有意差がみられ、血圧 (収縮期、拡張期) は有意差がみられなかった。血圧値を目的変数としたStepwise重回帰分析かつ高血圧を目的変数Logistic回帰分析で選択された因子は年齢、アルコール量、 BMIで、Breslow健康指数は選択されなかった。高血圧において Breslow健康指数よりBMI、1日アルコール摂取量、喫煙は独立し...

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Published in日本循環器病予防学会誌 Vol. 39; no. 1; pp. 5 - 8
Main Author 大月, 和宣
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 日本循環器管理研究協議会 30.01.2004
日本循環器管理研究協議会
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ISSN1346-6267
DOI10.11381/jjcdp2001.39.5

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Summary:2002年に当センター受診の高血圧にて投薬治療されていない474名 (男性331名、女性143名、年齢51±9歳) を対象とし、Breslow健康指数の高血圧発症予防での有用性を検討した。該当項目数別で、年齢、性別、BMI、1日アルコール摂取量、喫煙率の全項目にて有意差がみられ、血圧 (収縮期、拡張期) は有意差がみられなかった。血圧値を目的変数としたStepwise重回帰分析かつ高血圧を目的変数Logistic回帰分析で選択された因子は年齢、アルコール量、 BMIで、Breslow健康指数は選択されなかった。高血圧において Breslow健康指数よりBMI、1日アルコール摂取量、喫煙は独立した危険因子と考えられた。
ISSN:1346-6267
DOI:10.11381/jjcdp2001.39.5