脳卒中後の回復期病棟入院時の身体機能面,心理・精神的側面,社会的側面,およびQuality of Lifeの関係 2.Quality of Life
〔目的〕亜急性期脳卒中者におけるQOLと関連する身体機能面,心理・精神的側面,および社会的側面を抽出することによって全人的アプローチを推進し,より円滑で効果的なリハビリテーションを提供する一助を得ること.〔対象〕脳卒中者23名.〔方法〕QOLはStroke Specific QOLを用い評価し,それと身体機能面,心理・精神的側面,および社会的側面との関連を相関分析と重回帰分析を用い調査した.〔結果〕全体的なQOLは特に身体機能面,認知面,および心理面と関連したが(R2=0.885),QOLの構成要素はそれぞれが互いに影響を及ぼしあっていた.〔結語〕身体的なリハビリテーションのみならず,認知面へ...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 29; no. 6; pp. 1017 - 1022 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2014
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Subjects | |
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ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.29.1017 |
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Summary: | 〔目的〕亜急性期脳卒中者におけるQOLと関連する身体機能面,心理・精神的側面,および社会的側面を抽出することによって全人的アプローチを推進し,より円滑で効果的なリハビリテーションを提供する一助を得ること.〔対象〕脳卒中者23名.〔方法〕QOLはStroke Specific QOLを用い評価し,それと身体機能面,心理・精神的側面,および社会的側面との関連を相関分析と重回帰分析を用い調査した.〔結果〕全体的なQOLは特に身体機能面,認知面,および心理面と関連したが(R2=0.885),QOLの構成要素はそれぞれが互いに影響を及ぼしあっていた.〔結語〕身体的なリハビリテーションのみならず,認知面への介入,心理的ケア,および社会的な側面へのアプローチ,すなわち全人的なアプローチの重要性が示唆された. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.29.1017 |