日本図書館協会健康情報研究委員会の活動

I. 日本図書館協会の健康情報研究委員会について 健康情報研究委員会(以下, 委員会と略)は, 日本の公共図書館における市民への健康情報提供サービスの推進を目的とし, 日本図書館協会の研究型委員会として2004年5月に発足した. 委員会を構成する委員は2005年11月現在, 公共図書館, 医学図書館, 研究機関図書室の職員, 行政職, 研究者など11名である. II. 委員会発足以来の活動 委員会の初年度の活動は, 健康情報提供サービスの基本的な知識を得ることと今後の活動計画の制定を中心とした. 2004年6月に東京都立中央図書館が「医療情報コーナー」を設置し, 日本の公共図書館の本格的な健康...

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Published in医学図書館 Vol. 53; no. 1; pp. 85 - 87
Main Authors 柚木, 聖, 小林, 順子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本医学図書館協会 2006
日本医学図書館協会
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ISSN0445-2429
1884-5622
DOI10.7142/igakutoshokan.53.85

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Summary:I. 日本図書館協会の健康情報研究委員会について 健康情報研究委員会(以下, 委員会と略)は, 日本の公共図書館における市民への健康情報提供サービスの推進を目的とし, 日本図書館協会の研究型委員会として2004年5月に発足した. 委員会を構成する委員は2005年11月現在, 公共図書館, 医学図書館, 研究機関図書室の職員, 行政職, 研究者など11名である. II. 委員会発足以来の活動 委員会の初年度の活動は, 健康情報提供サービスの基本的な知識を得ることと今後の活動計画の制定を中心とした. 2004年6月に東京都立中央図書館が「医療情報コーナー」を設置し, 日本の公共図書館の本格的な健康情報サービスの嚆矢となったが, 国内の公共図書館の実践例は非常に乏しいというのが現状であった. このため委員会では, 米国の健康情報提供サービスに関する基本文献である「The Public Librarian's Guide to Providing Consumer Health Information」1)を委員が分担で翻訳し講読した. 同書については翻訳書の出版を計画している. 全9章の下翻訳を2005年3月までに完了し, 2006年9月刊行を目指して作業をしている.
ISSN:0445-2429
1884-5622
DOI:10.7142/igakutoshokan.53.85