足部アーチ評価方法間の関連性と足部アーチ高が足関節背屈可動域やバランス機能に及ぼす影響
【目的】足部アーチ高測定方法間の関連性および足部アーチ形態が荷重位足関節背屈可動域とバランス機能に及ぼす影響を検討することを目的とした。【方法】健常成人学生44名88足を対象とし,4種類の足部アーチ高測定方法にて足部形態を評価し,各測定方法間の相関を検討した。また,foot posture index - 6 item versionによって分類したNormal foot群とLow foot群で荷重位足関節背屈可動域,バランス機能を比較した。【結果】足部アーチ高測定方法間には一定の相関を認めた。一方,Normal foot群とLow foot群の間で荷重位足関節背屈可動域,バランス機能に有意差...
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Published in | スポーツ理学療法学 Vol. 1; no. 1; pp. 21 - 27 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本スポーツ理学療法学会
23.03.2023
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Subjects | |
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ISSN | 2758-4356 |
DOI | 10.57495/jjspt.1.1_21 |
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Summary: | 【目的】足部アーチ高測定方法間の関連性および足部アーチ形態が荷重位足関節背屈可動域とバランス機能に及ぼす影響を検討することを目的とした。【方法】健常成人学生44名88足を対象とし,4種類の足部アーチ高測定方法にて足部形態を評価し,各測定方法間の相関を検討した。また,foot posture index - 6 item versionによって分類したNormal foot群とLow foot群で荷重位足関節背屈可動域,バランス機能を比較した。【結果】足部アーチ高測定方法間には一定の相関を認めた。一方,Normal foot群とLow foot群の間で荷重位足関節背屈可動域,バランス機能に有意差は認めなかった。【結論】足部アーチ高測定方法は,各測定方法の利点・欠点を踏まえて目的に応じて最適な方法を選択すべきである。足部形態が荷重位足関節背屈可動域やバランス機能に及ぼす影響は少ない。 |
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ISSN: | 2758-4356 |
DOI: | 10.57495/jjspt.1.1_21 |