福島第一原子力発電所事故に係る食品中の放射性物質に関する現行の基準値の検証—海産物中の規制対象核種による線量への寄与割合に対する仮定の妥当性
現在の食品中の放射性物質に関する基準値は,134Cs, 137Cs, 90Sr, 106Ru, Pu, を規制対象とし,放射性セシウムに代表させ設定されている。土壌中の放射性核種の濃度比等を基に導出されているが,海産物については,セシウムとそれ以外からの線量が等量になると仮定している。今回,モニタリングデータを基に線量への寄与の検証を試みたところ,セシウム以外からの寄与は基準値策定時の仮定よりも小さかった。...
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          | Published in | RADIOISOTOPES Vol. 66; no. 7; pp. 259 - 269 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            公益社団法人 日本アイソトープ協会
    
        15.07.2017
     | 
| Subjects | |
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| ISSN | 0033-8303 1884-4111  | 
| DOI | 10.3769/radioisotopes.66.259 | 
Cover
| Summary: | 現在の食品中の放射性物質に関する基準値は,134Cs, 137Cs, 90Sr, 106Ru, Pu, を規制対象とし,放射性セシウムに代表させ設定されている。土壌中の放射性核種の濃度比等を基に導出されているが,海産物については,セシウムとそれ以外からの線量が等量になると仮定している。今回,モニタリングデータを基に線量への寄与の検証を試みたところ,セシウム以外からの寄与は基準値策定時の仮定よりも小さかった。 | 
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| ISSN: | 0033-8303 1884-4111  | 
| DOI: | 10.3769/radioisotopes.66.259 |