臨床データから進めるトランスレーショナル研究
4回目となる本稿では,現在筆者が若手とともに推し進めているトランスレーショナル研究の一端を紹介する.当講座では,心臓血管外科と協力し県内多施設のコホート研究を実施しており,臨床での疑問点に対して,多数の臨床検体を用いて基礎的に検証している.基礎的研究から得られた結果が,真に臨床症例のその後のアウトカムと関係があるかの追跡調査も行っており,非常に興味深い研究が多数遂行中である.コホートを利用したトランスレーショナル研究の取り組みやすさについて述べる....
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Published in | 心電図 Vol. 42; no. 4; pp. 233 - 236 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本不整脈心電学会
23.12.2022
日本不整脈心電学会 |
Subjects | |
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ISSN | 0285-1660 1884-2437 |
DOI | 10.5105/jse.42.233 |
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Summary: | 4回目となる本稿では,現在筆者が若手とともに推し進めているトランスレーショナル研究の一端を紹介する.当講座では,心臓血管外科と協力し県内多施設のコホート研究を実施しており,臨床での疑問点に対して,多数の臨床検体を用いて基礎的に検証している.基礎的研究から得られた結果が,真に臨床症例のその後のアウトカムと関係があるかの追跡調査も行っており,非常に興味深い研究が多数遂行中である.コホートを利用したトランスレーショナル研究の取り組みやすさについて述べる. |
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ISSN: | 0285-1660 1884-2437 |
DOI: | 10.5105/jse.42.233 |