小児のマイコプラズマ肺炎に対するAcetylspiramycinの臨床効果
Mycoplasma Pneumoniaeは, 6~10才前後の学童期における肺炎の原因として日常診療における頻度が高く, この M. pneumoniaeに よる感染症は多彩な臨床症状を呈することが知られており, また, 4年に1度の流行がみられることから小児科領域では注目されている。 M. pneumoniae肺炎の診断は, 特徴的な臨床症状, マイコプラズマCF抗体価, PHA抗体価, M. pneumon の咽頭からの分離でなされるが, 分離培養は日常診療では困難なことが多い。私達は, 臨床症状に加えて血清抗体価の変動から M. pneumoniae 肺炎と診断した患児に対して Ace...
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| Published in | The Japanese Journal of Antibiotics Vol. 34; no. 7; pp. 1071 - 1077 |
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| Main Authors | , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
01.07.1981
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| ISSN | 0368-2781 2186-5477 |
| DOI | 10.11553/antibiotics1968b.34.1071 |
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| Summary: | Mycoplasma Pneumoniaeは, 6~10才前後の学童期における肺炎の原因として日常診療における頻度が高く, この M. pneumoniaeに よる感染症は多彩な臨床症状を呈することが知られており, また, 4年に1度の流行がみられることから小児科領域では注目されている。 M. pneumoniae肺炎の診断は, 特徴的な臨床症状, マイコプラズマCF抗体価, PHA抗体価, M. pneumon の咽頭からの分離でなされるが, 分離培養は日常診療では困難なことが多い。私達は, 臨床症状に加えて血清抗体価の変動から M. pneumoniae 肺炎と診断した患児に対して Acetylspiramycin (以下ASPMと略す) にて治療したので, その臨床効果成績を報告する。 |
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| ISSN: | 0368-2781 2186-5477 |
| DOI: | 10.11553/antibiotics1968b.34.1071 |