塩化ストロンチウム-89を用いた有痛性骨転移の疼痛治療に係る医療実態調査報告書
塩化ストロンチウム-89による放射性同位元素内照射療法の実施は,がん化学療法,放射線治療,核医学等に十分な知識と経験を持つ医師等の確保,施設及び設備の確保並びに安全管理体制の整備が必要である。日本核医学会及び日本放射線腫瘍学会では,“放射性同位元素内照射療法”の技術評価のため54施設を調査対象として,塩化ストロンチウム-89を用いた疼痛治療の技術評価に基づく経済評価調査を行った。本治療の適切な普及のためには,医療機関のコスト負担に見合う診療報酬として1症例あたり2 480点(5回算定)の設定が必要と考えられた。...
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Published in | RADIOISOTOPES Vol. 58; no. 8; pp. 537 - 556 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本アイソトープ協会
2009
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0033-8303 1884-4111 |
DOI | 10.3769/radioisotopes.58.537 |
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Summary: | 塩化ストロンチウム-89による放射性同位元素内照射療法の実施は,がん化学療法,放射線治療,核医学等に十分な知識と経験を持つ医師等の確保,施設及び設備の確保並びに安全管理体制の整備が必要である。日本核医学会及び日本放射線腫瘍学会では,“放射性同位元素内照射療法”の技術評価のため54施設を調査対象として,塩化ストロンチウム-89を用いた疼痛治療の技術評価に基づく経済評価調査を行った。本治療の適切な普及のためには,医療機関のコスト負担に見合う診療報酬として1症例あたり2 480点(5回算定)の設定が必要と考えられた。 |
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ISSN: | 0033-8303 1884-4111 |
DOI: | 10.3769/radioisotopes.58.537 |