放射性降下物に起因した果樹樹体内放射性核種の分布(第7報)―モモ側枝の放射性セシウム濃度の事故後2年間の経時変化

西東京市の試験圃場において,福島第一原子力発電所事故4か月後から16か月の間,モモ側枝の放射性セシウム濃度の変化を樹皮と材に分けて調査した。樹皮の放射性セシウム濃度は,季節の経過とともに経年減衰率以上に低下する傾向にあった。その主な理由として,放射性セシウム濃度の高い外樹皮の剥離などにより低下している点を天然由来の40Kと比較して考察した。...

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Published inRADIOISOTOPES Vol. 62; no. 8; pp. 539 - 544
Main Authors 田野井, 慶太朗, 高田, 大輔, 佐々木, 治人, 大下, 誠一, 中西, 友子, 安永, 円理子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本アイソトープ協会 2013
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ISSN0033-8303
1884-4111
DOI10.3769/radioisotopes.62.539

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Summary:西東京市の試験圃場において,福島第一原子力発電所事故4か月後から16か月の間,モモ側枝の放射性セシウム濃度の変化を樹皮と材に分けて調査した。樹皮の放射性セシウム濃度は,季節の経過とともに経年減衰率以上に低下する傾向にあった。その主な理由として,放射性セシウム濃度の高い外樹皮の剥離などにより低下している点を天然由来の40Kと比較して考察した。
ISSN:0033-8303
1884-4111
DOI:10.3769/radioisotopes.62.539