本邦における肝細胞癌の特徴と温熱エタノール注入療法
肝細胞癌の成り立ちと現状につき文献的報告を中心に著者の体験を交えて記載した.次いで, 肝細胞癌の主な治療である外科治療, 肝動脈塞栓術, 経皮経肝エタノール注入療法につきその有用性と問題点について述べた.その後我々の開発した温熱エタノール注入療法の概要と臨床成績について簡潔に記載した.動物実験では肝組織に, 臨床的には腫瘍組織に60℃以上の加温エタノールを各々注入し, 常温エタノール注入との比較で広範な壊死の得られることを確認した....
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Published in | 日本ハイパーサーミア学会誌 Vol. 16; no. 1; pp. 9 - 15 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | English |
Published |
日本ハイパーサーミア学会
2000
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0911-2529 1881-9516 |
DOI | 10.3191/thermalmedicine.16.9 |
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Summary: | 肝細胞癌の成り立ちと現状につき文献的報告を中心に著者の体験を交えて記載した.次いで, 肝細胞癌の主な治療である外科治療, 肝動脈塞栓術, 経皮経肝エタノール注入療法につきその有用性と問題点について述べた.その後我々の開発した温熱エタノール注入療法の概要と臨床成績について簡潔に記載した.動物実験では肝組織に, 臨床的には腫瘍組織に60℃以上の加温エタノールを各々注入し, 常温エタノール注入との比較で広範な壊死の得られることを確認した. |
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ISSN: | 0911-2529 1881-9516 |
DOI: | 10.3191/thermalmedicine.16.9 |