急性期脳卒中リハビリテーション患者の退院転帰の関連因子 FIMを用いた関連要因分析

〔目的〕急性期脳卒中リハビリテーション患者の退院転帰の関連因子を抽出する。〔方法〕急性期脳卒中リハビリテーション患者61名を対象とした関連要因分析を行った。〔結果〕退院転帰別分析では自宅退院群は開始時FIMが高値であり,その他の群では低値であった。退院時には回復期病院転院群のFIMが一般病院転院群のFIMに比べて高かった。〔結語〕開始時FIMが高値であった者は自宅退院の可能性を加味した日常生活動作指導及び環境整備が必要とされる。また,FIM変化をより早期に把握し,転院先を予測することが必要である。...

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Published in理学療法科学 Vol. 24; no. 5; pp. 659 - 663
Main Authors 澤田, 優子, 布川, 知史, 福田, 寛二, 鈴木, 雄介, 丸尾, 優子, 岡島, 聡
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2009
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.24.659

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Summary:〔目的〕急性期脳卒中リハビリテーション患者の退院転帰の関連因子を抽出する。〔方法〕急性期脳卒中リハビリテーション患者61名を対象とした関連要因分析を行った。〔結果〕退院転帰別分析では自宅退院群は開始時FIMが高値であり,その他の群では低値であった。退院時には回復期病院転院群のFIMが一般病院転院群のFIMに比べて高かった。〔結語〕開始時FIMが高値であった者は自宅退院の可能性を加味した日常生活動作指導及び環境整備が必要とされる。また,FIM変化をより早期に把握し,転院先を予測することが必要である。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.24.659