変形性膝関節症に対する予防リハビリテーションの新展開

変形性膝関節症は軟骨変性を主な病態とし,進行性の運動器疾患である.このため,発症および進行を予防するメカニズムの解明は,健康寿命延伸を目標と掲げる日本において喫緊の課題である.これまでの多くの研究で,運動が軟骨変性予防に効果的であると報告されている.本講座では,“変形性関節症が発症しにくい軟骨組織を創造するための軟骨細胞を強くすること” を目指し,分子,細胞から個体といった多階層にわたる生体システムの理解から予防リハビリテーションの基盤構築に向けた試みを紹介する....

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Bibliographic Details
Published inJapanese Journal of Allied Health and Rehabilitation Vol. 22; no. 1; pp. 41 - 46
Main Authors 金村, 尚彦, 川端, 空, 村田, 健児
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 多専会 専門リハビリテーション研究会 2023
Senmon Rehabilitation Kenkyukai
Subjects
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ISSN1347-2550
2434-7124
DOI10.34454/senmonreha.22.1_41

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Summary:変形性膝関節症は軟骨変性を主な病態とし,進行性の運動器疾患である.このため,発症および進行を予防するメカニズムの解明は,健康寿命延伸を目標と掲げる日本において喫緊の課題である.これまでの多くの研究で,運動が軟骨変性予防に効果的であると報告されている.本講座では,“変形性関節症が発症しにくい軟骨組織を創造するための軟骨細胞を強くすること” を目指し,分子,細胞から個体といった多階層にわたる生体システムの理解から予防リハビリテーションの基盤構築に向けた試みを紹介する.
ISSN:1347-2550
2434-7124
DOI:10.34454/senmonreha.22.1_41