客観的評価機能を用いたBLSコース受講後の胸骨圧迫の質の推移について (第5報)

心肺蘇生 (cardiopulmonary resuscitation ; CPR) の経験が少ない急性期病棟の看護師4名に対して, 一次救命処置 (Basic Life Support ; BLS) コース受講前から受講後2年間 (受講前, 受講直後, 受講後3カ月, 6カ月, 1年, 2年) のCPRの質の推移について客観的評価機能を用いて調査を実施した。胸骨圧迫の質の推移は, BLSコース受講直後より大幅な低下はなく, 受講2年後には向上していた。研究対象者4名は, BLSコース受講後3カ月以内, 受講後1~2年の間にCPRに関連する研修に全員が参加しており, CPRの質の維持に影響して...

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Published in日本救急医学会関東地方会雑誌 Vol. 39; no. 3; pp. 344 - 347
Main Authors 池田, 尚人, 大西, 真裕, 奈良, 和恵, 小菅, 宇之, 迫田, 典子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本救急医学会関東地方会 31.01.2019
Japanese Association for Acute Medicine of Kanto
Subjects
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ISSN0287-301X
2434-2580
DOI10.24697/jaamkanto.39.3_344

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Summary:心肺蘇生 (cardiopulmonary resuscitation ; CPR) の経験が少ない急性期病棟の看護師4名に対して, 一次救命処置 (Basic Life Support ; BLS) コース受講前から受講後2年間 (受講前, 受講直後, 受講後3カ月, 6カ月, 1年, 2年) のCPRの質の推移について客観的評価機能を用いて調査を実施した。胸骨圧迫の質の推移は, BLSコース受講直後より大幅な低下はなく, 受講2年後には向上していた。研究対象者4名は, BLSコース受講後3カ月以内, 受講後1~2年の間にCPRに関連する研修に全員が参加しており, CPRの質の維持に影響していた。今後は研究対象者のCPRの質の維持への取り組みを調査し, 教育内容・方法について明らかにしていく。
ISSN:0287-301X
2434-2580
DOI:10.24697/jaamkanto.39.3_344